shu-mai
東北大学のshu-maiは、全国のshu-maiとはスタンスが違い、「21世紀のアーキグラム」と題して、毎週建築の可能性を探ります。
場所:東北大学 片平南キャンパス・通研・1階製図室or1階石田研究室134
時間:毎週月曜日19時から(出来るだけ参加者の都合に合わせます)
場所:東北大学 片平南キャンパス・通研・1階製図室or1階石田研究室134
時間:毎週月曜日19時から(出来るだけ参加者の都合に合わせます)
2010年12月28日火曜日
第5回shu-maiドミノ
・オノマトペセンセーション
・下宿都市
・都市のテントに住まう
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、鳥居慶佑(B4)、永田敦(B4)、圷一将(B4)、山口貴之(B3)
・下宿都市
・都市のテントに住まう
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、鳥居慶佑(B4)、永田敦(B4)、圷一将(B4)、山口貴之(B3)
ラベル:
第5回shu-maiドミノ
2010年12月21日火曜日
第4回shu-maiドミノ
「島根県芸術文化センター(2005年)」- 内藤廣(提供:小松)
劇場を奥に配すゾーニング、求心力のある水盤、美術館と劇場が複合するメリットなど地方に活きる建築について議論する。そもそもコンペを仕組んだ益田市関係者による先見性や設計者によるコンテクストの読込み力に皆の関心が集まった。
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、小林良平(B3)、ほんちゃん(B3)、小原克哉(B3)、小泉和信(B3)、本田真大(B3)、澤田真緒(B3)、アネーロ関谷(B3)
劇場を奥に配すゾーニング、求心力のある水盤、美術館と劇場が複合するメリットなど地方に活きる建築について議論する。そもそもコンペを仕組んだ益田市関係者による先見性や設計者によるコンテクストの読込み力に皆の関心が集まった。
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、小林良平(B3)、ほんちゃん(B3)、小原克哉(B3)、小泉和信(B3)、本田真大(B3)、澤田真緒(B3)、アネーロ関谷(B3)
ラベル:
第4回shu-maiドミノ
2010年12月14日火曜日
第3回shu-maiドミノ
「村、その地図の描き方(2012年竣工予定)」- 西田司(提供:豊島)
ワークショップによる住民参加型の設計手法。建築家一人の作家性に頼る時代は終わり、これからは皆が同じ立場で建築・都市をつくっていく時代ではないか。多様な知恵・感性の集合がつくり出すかたち。
「光格子の家(1980年)」- 葉祥栄(提供:小松)
規格寸法による部分から全体を構築する手法。部分から全体を構築し、建築単体をデザインする時代は終わり、これからは人口減少も相俟って、都市・環境・風景など大きなスケールで物事をデザインする能力が求められているのではないか。
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、北本直裕(B4)、岩下亮太(B3)、伊藤幹(B3)、椚座基満(B3)、小泉和信(B3)、アネーロ関谷(B3)、町田光次郎(B2)
ワークショップによる住民参加型の設計手法。建築家一人の作家性に頼る時代は終わり、これからは皆が同じ立場で建築・都市をつくっていく時代ではないか。多様な知恵・感性の集合がつくり出すかたち。
「光格子の家(1980年)」- 葉祥栄(提供:小松)
規格寸法による部分から全体を構築する手法。部分から全体を構築し、建築単体をデザインする時代は終わり、これからは人口減少も相俟って、都市・環境・風景など大きなスケールで物事をデザインする能力が求められているのではないか。
参加者
豊島純一(M2)、小松秀暢(M2)、北本直裕(B4)、岩下亮太(B3)、伊藤幹(B3)、椚座基満(B3)、小泉和信(B3)、アネーロ関谷(B3)、町田光次郎(B2)
ラベル:
第3回shu-maiドミノ
2010年12月8日水曜日
2010年12月7日火曜日
第2回shu-maiドミノ
「葉山の小屋(2010年)」- 妹島和世(提供:永田)
間仕切りが塀まで延長している。21cでのピロティ。完全に開いた状態から閉じかたについて考えていく。
「風の輪(2003年)」- 五十嵐淳(提供:豊島)
気候との関わり方。開口、壁、雨戸などについて。極限から新しいものが生まれるのでは。
参加者
豊島純一、小松秀暢、圷一将、北本直裕、鳥居、中村龍太郎、小原克哉、永田敦、椚座基満、アネーロ関谷
間仕切りが塀まで延長している。21cでのピロティ。完全に開いた状態から閉じかたについて考えていく。
「風の輪(2003年)」- 五十嵐淳(提供:豊島)
気候との関わり方。開口、壁、雨戸などについて。極限から新しいものが生まれるのでは。
参加者
豊島純一、小松秀暢、圷一将、北本直裕、鳥居、中村龍太郎、小原克哉、永田敦、椚座基満、アネーロ関谷
ラベル:
第2回shu-maiドミノ
2010年11月30日火曜日
第1回shu-maiドミノ
『毎週住宅をつくる会』に変わって『毎週建築の可能性を探る会』第1回を開催しました。
今回は、新たなshu-maiの方向性についてと、3作品についての議論をしました。
今回のお題
・house I(2009年) - 宮晶子(住宅特集0908)小松
・洗足の連結住棟(2006年) - 北山恒(新建築0608)豊島
・BUILDING K(2008年) - 藤村龍至(新建築0808)豊島
この会の内容については前回書いた内容とあまり変わらず、新建築などから建築家の手掛けた作品をピックアップしてきて、その建築について議論しながら建築の可能性を探っていこうという内容です。
作品については、自分がインスピレーションを受けた作品、興味をもった作品、学会賞等に選ばれた作品などなど。選んだ作品については説明できるように熟知しながら、その可能性の一端を自分なりに探ってきてください。今回試した様子から、だいたい毎回2作品程を目安にやっていこうと思います。
参加をお待ちしています。2、3年生歓迎です。気負う必要はないです!
参加者:豊島純一、小松秀暢、圷一将、鳥居、永田敦、伊藤幹
今回は、新たなshu-maiの方向性についてと、3作品についての議論をしました。
今回のお題
・house I(2009年) - 宮晶子(住宅特集0908)小松
・洗足の連結住棟(2006年) - 北山恒(新建築0608)豊島
・BUILDING K(2008年) - 藤村龍至(新建築0808)豊島
この会の内容については前回書いた内容とあまり変わらず、新建築などから建築家の手掛けた作品をピックアップしてきて、その建築について議論しながら建築の可能性を探っていこうという内容です。
作品については、自分がインスピレーションを受けた作品、興味をもった作品、学会賞等に選ばれた作品などなど。選んだ作品については説明できるように熟知しながら、その可能性の一端を自分なりに探ってきてください。今回試した様子から、だいたい毎回2作品程を目安にやっていこうと思います。
参加をお待ちしています。2、3年生歓迎です。気負う必要はないです!
参加者:豊島純一、小松秀暢、圷一将、鳥居、永田敦、伊藤幹
ラベル:
第1回shu-maiドミノ
2010年11月24日水曜日
告知 第1回shu-maiドミノ
※shu-maiドミノとは、shu-maiTOHOKUの新しい試みです。内容は、一人一作品、建築家が手掛けた作品を熟知してきて、皆の前で発表し、議論する勉強会です。(発表方法は基本自由)
例えば、西田司=ヨコハマアパートメントのplan、sectionなどをトレースし、diagramを考えてくる。など…
第1回『shu-maiドミノ』は2010年11月29日21:00~in 8Fゼミ室です。
皆さんのご参加お待ちしています。特に2、3年生!
できれば、クリン、こまつ、アツシ、あっくん、りゅうたろう、中江(旅行中)は後輩の勧誘に尽力願います。
例えば、西田司=ヨコハマアパートメントのplan、sectionなどをトレースし、diagramを考えてくる。など…
第1回『shu-maiドミノ』は2010年11月29日21:00~in 8Fゼミ室です。
皆さんのご参加お待ちしています。特に2、3年生!
できれば、クリン、こまつ、アツシ、あっくん、りゅうたろう、中江(旅行中)は後輩の勧誘に尽力願います。
2010年10月30日土曜日
平野晴香が優秀賞受賞
2010年11月27日、東北大学で開催された第7回景観開花において、平野晴香(東北大研究生)が優秀賞に輝いた。氏の功績をたたえるとともに一同精進してまいります。今後ともshu-maiTOHOKUをどうぞ宜しくお願いいたします。
ラベル:
景観開花。7 優秀賞受賞
2010年10月25日月曜日
第12回『価値の転換』
2010年10月20日水曜日
第11回『ながい家』
2010/10/19
東北大11発目のしゅうまい!!!テーマは「ながい家」
2F製図室小野田スタジオエリア内
参加者:中江仁治、永田敦、乙坂譜美、小松秀暢
見学者:松井一哲、小原克哉、伊藤幹、アネーロ関谷
でした。
永田案…微細な線の家(構造的解法)
乙坂案…床のない家(ドミノ批判)
中江案…虚構と現実を内包した長屋。中に入ると十字型の広がりを視覚的に体感できる。(鏡の間)
小松案…遠い家(住居同士の関係性)
東北大11発目のしゅうまい!!!テーマは「ながい家」
2F製図室小野田スタジオエリア内
参加者:中江仁治、永田敦、乙坂譜美、小松秀暢
見学者:松井一哲、小原克哉、伊藤幹、アネーロ関谷
でした。
永田案…微細な線の家(構造的解法)
乙坂案…床のない家(ドミノ批判)
中江案…虚構と現実を内包した長屋。中に入ると十字型の広がりを視覚的に体感できる。(鏡の間)
小松案…遠い家(住居同士の関係性)
2010年10月16日土曜日
中江仁治支部長が最優秀賞受賞
2010年10月15日、メディアテークで開催された第14回JIA東北建築学生賞において、中江仁治(東北大4年)支部長が最優秀賞に輝いた。氏の功績をたたえるとともに一同精進してまいります。今後ともshu-maiTOHOKUをどうぞ宜しくお願いいたします。
ラベル:
第14回JIA東北建築学生賞最優秀賞受賞
2010年10月11日月曜日
2010年10月2日土曜日
第2回SHU-MAI都市『密密系の落とし穴』
2010年10月1日、しゅうまい都市メンバーで鉄砲町の集合住宅を訪れた。
現場周辺は近年建てられたマンションが立ち並ぶ。そんな中、一棟だけ佇む古い集合住宅。そこにメンバーTが住んでいる。
我々は彼の部屋で映画観賞会をしていた。
その時、何者かが向かいのドアをノックする音がした。時は丑三つ時。
次の瞬間、何者かは我々の部屋をノックし始めた。
ドン、ドンドン、ドンドンドンドン。
一同、凍りつき室内は静寂に包まれた。
………
そして、何者かはドアを勝手に開けて玄関に。
正体は隣に住むおばさんだった。
入るや否や我々に説教し始めた。
「トイレ覗いたやつがいるだろう。出てこい!」
おばさんの勢いは止まることを知らず、部屋の中にまで押し入ってきた。
もちろん、我々は何もしていない。
おばさんが言うに犯人は2人だったとのこと。
そもそも我々は6人で一斉に来たのだから、辻褄があっていない。
しつこいおばさんを止めるため、メンバーTが「警察呼びますよ」と警告。
すると、おばさん自ら警察を呼ぶと言い、本当に呼んだ。
数分後、宮城県警が来て事態を把握。
冷静に考えればわかるように、意味不明なおばさんということで一件落着。
近頃、建築学生は密密系と呼ばれる非常に密集した暮らしを良しとする集合住宅を設計することが多い。
しかし、互いに干渉し合う暮らしは隣人問題を抱えたままである。
しゅうまい都市を行うことで、密密系の落とし穴を改めて、しかも実体験によって考えさせられた訳である。
現場周辺は近年建てられたマンションが立ち並ぶ。そんな中、一棟だけ佇む古い集合住宅。そこにメンバーTが住んでいる。
我々は彼の部屋で映画観賞会をしていた。
その時、何者かが向かいのドアをノックする音がした。時は丑三つ時。
次の瞬間、何者かは我々の部屋をノックし始めた。
ドン、ドンドン、ドンドンドンドン。
一同、凍りつき室内は静寂に包まれた。
………
そして、何者かはドアを勝手に開けて玄関に。
正体は隣に住むおばさんだった。
入るや否や我々に説教し始めた。
「トイレ覗いたやつがいるだろう。出てこい!」
おばさんの勢いは止まることを知らず、部屋の中にまで押し入ってきた。
もちろん、我々は何もしていない。
おばさんが言うに犯人は2人だったとのこと。
そもそも我々は6人で一斉に来たのだから、辻褄があっていない。
しつこいおばさんを止めるため、メンバーTが「警察呼びますよ」と警告。
すると、おばさん自ら警察を呼ぶと言い、本当に呼んだ。
数分後、宮城県警が来て事態を把握。
冷静に考えればわかるように、意味不明なおばさんということで一件落着。
近頃、建築学生は密密系と呼ばれる非常に密集した暮らしを良しとする集合住宅を設計することが多い。
しかし、互いに干渉し合う暮らしは隣人問題を抱えたままである。
しゅうまい都市を行うことで、密密系の落とし穴を改めて、しかも実体験によって考えさせられた訳である。
2010年10月1日金曜日
2010年9月15日水曜日
新企画『SHU-MAI都市』
研究室にこもってないで、都市に出よう!
名誉支部長の意向により、仙台市内をフィールドワークする企画が始まります。
皆さま、今後ともshu-mai、SHU-MAI都市も併せて、よろしくお願いいたします。
名誉支部長の意向により、仙台市内をフィールドワークする企画が始まります。
皆さま、今後ともshu-mai、SHU-MAI都市も併せて、よろしくお願いいたします。
2010年8月3日火曜日
2010年7月27日火曜日
第9回『都市環境に寄与する集合住宅』
プレゼンター:中江仁治、永田敦、小松秀暢
クリティーク:中村龍太郎、松井、圷一将、残りのプレゼンター
(クリンさんは、パンクのため欠席)
の計6名でした。
クリティーク:中村龍太郎、松井、圷一将、残りのプレゼンター
(クリンさんは、パンクのため欠席)
の計6名でした。
中江案:「疎水」という水の供給システムのインフラを住宅が適応する事で都市に寄与する住宅。
永田案①:入れ子に入れ子を重ねることでパブリックとプライベートの領域が入り交じる案


永田案②:質屋のように、ものの出入りがあり、IKEAのような展示空間が住宅のようにならないかという提案
小松案:階段、あるいは坂によって集合性をだす案
ラベル:
都市環境に寄与する集合住宅
2010年7月20日火曜日
第8回『未来のパブリックスペース』
Presenter:豊島純一(M2)
Criticism:小松秀暢(M2)、永田敦(B4)、中村龍太郎(B4)
の計4名でした。
豊島案…裸で観賞する美術館。
次回、7月26日のお題は、『都市環境に寄与する集合住宅』です。
Criticism:小松秀暢(M2)、永田敦(B4)、中村龍太郎(B4)
の計4名でした。
豊島案…裸で観賞する美術館。
次回、7月26日のお題は、『都市環境に寄与する集合住宅』です。
ラベル:
未来のパブリックスペース
2010年7月13日火曜日
第7回『落水荘』
今日は、深夜のshu-maiとなった。
それに、クリリンの初参加ということで、彼の放浪記など濃密な議論がなされた。
また、彼による新鮮な指摘の中で印象的なのは、パース主体で作られた案の弱点と形態操作という手法の古さだった。確かに…。しかし!まず、パース主体で作られた案の弱点については、寧ろそこから始めなければダメだと思う。つまり、キメパースは武器になる。その武器を持って闘いに臨んだほうが有利である。話を固めて形を出そうとするとなかなか出てこない。これは建築の常である。建築という仕事は絵で魅力を且つ一発で証明できなければ負けなんじゃないか。パッと見で気に入られなければ、話すら聞いてもらえない厳しい世界だから。もう一つ、形態操作という手法の古さについて異論はない。現にshu-maiの過去のお題、「折る」、「凹」等の形態操作系の議論は発展しなかったから。
プレゼンター:豊島純一(クリリン)、永田敦、小松秀暢クリティーク:北本直裕+残りのプレゼンター
の計4人でした。
豊島案…雨音を奏でる屋根面の設計。
永田案…屋根の重なりによる水の道を設計。
小松案…建築自体を滝化する。

今更、既存の落水荘を追及しても意味がないのではないか。過去に戻って、それについて悩んでいても先に進めない。それよりも明日の落水荘を考えなければいけない。
次回7月19日のお題は『未来のパブリックスペース』
それに、クリリンの初参加ということで、彼の放浪記など濃密な議論がなされた。
また、彼による新鮮な指摘の中で印象的なのは、パース主体で作られた案の弱点と形態操作という手法の古さだった。確かに…。しかし!まず、パース主体で作られた案の弱点については、寧ろそこから始めなければダメだと思う。つまり、キメパースは武器になる。その武器を持って闘いに臨んだほうが有利である。話を固めて形を出そうとするとなかなか出てこない。これは建築の常である。建築という仕事は絵で魅力を且つ一発で証明できなければ負けなんじゃないか。パッと見で気に入られなければ、話すら聞いてもらえない厳しい世界だから。もう一つ、形態操作という手法の古さについて異論はない。現にshu-maiの過去のお題、「折る」、「凹」等の形態操作系の議論は発展しなかったから。
プレゼンター:豊島純一(クリリン)、永田敦、小松秀暢クリティーク:北本直裕+残りのプレゼンター
の計4人でした。
豊島案…雨音を奏でる屋根面の設計。
永田案…屋根の重なりによる水の道を設計。
小松案…建築自体を滝化する。

今更、既存の落水荘を追及しても意味がないのではないか。過去に戻って、それについて悩んでいても先に進めない。それよりも明日の落水荘を考えなければいけない。
次回7月19日のお題は『未来のパブリックスペース』
2010年7月6日火曜日
第6回『半透明な小屋』
提案者:鈴木晴香(m1)、北本直裕(b4)、小松秀暢(m2)、さとし(b4)、圷一将(b4)、永田敦(b4)、中村龍太郎(b4)、新藤大介(b4)
見学者:山田徹夜(b4)
の計9人でした。
鈴木案…現在履修中のトルコスタジオ作品をみんなでエスキス。
北本案…虚構を現実化する不透明な小屋と現実を虚構化する透明な小屋の二項対立で半透明性を炙りだす。

小松案…パンテオンを模した屋根のない家。屋根があるような気になる空間。

さとし案…反射立体格子(ジャングルジム)の中に住む。人の輪郭を曖昧にする。

圷案…半透明な間仕切りが層をなすことで不透明な場がシークエンスとともにできては消えていく。

永田案…中心のみ内部空間で残りの諸室は屋外空間。ガラスもない吹きさらしの屋外空間が重なりながら層をなすことで内部空間のような気になるウィークエンドハウス。

中村案…霧を纏う家。自然現象とともに移ろいゆく空間。

新藤案…回転ドア。

このお題は数年前に行われたシェルターコンペの課題。未だに半透明をどう捉えるかは難しい。
透明性で言えば、SANAAのお二人による考えはこうだ。
西沢さんのいう透明性は、ガラスは透明だから透明なのだ。ガラスは常にガラスである。それに対して、
妹島さんのいう透明性は西沢さんとは何か違うらしい。それは、物質が薄いときと厚いときでは感じ方が異なる。あるいは距離感が変わる。
やはり、半透明とは妹島さん的であるべきではないか。梅林の家の鉄板の厚みの意味を思い出した。建築が物質である以上、半透明性は今後の建築を創るときの一つの鍵を握っている。
見学者:山田徹夜(b4)
の計9人でした。
鈴木案…現在履修中のトルコスタジオ作品をみんなでエスキス。
北本案…虚構を現実化する不透明な小屋と現実を虚構化する透明な小屋の二項対立で半透明性を炙りだす。
小松案…パンテオンを模した屋根のない家。屋根があるような気になる空間。

さとし案…反射立体格子(ジャングルジム)の中に住む。人の輪郭を曖昧にする。
圷案…半透明な間仕切りが層をなすことで不透明な場がシークエンスとともにできては消えていく。
永田案…中心のみ内部空間で残りの諸室は屋外空間。ガラスもない吹きさらしの屋外空間が重なりながら層をなすことで内部空間のような気になるウィークエンドハウス。
中村案…霧を纏う家。自然現象とともに移ろいゆく空間。
新藤案…回転ドア。
このお題は数年前に行われたシェルターコンペの課題。未だに半透明をどう捉えるかは難しい。
透明性で言えば、SANAAのお二人による考えはこうだ。
西沢さんのいう透明性は、ガラスは透明だから透明なのだ。ガラスは常にガラスである。それに対して、
妹島さんのいう透明性は西沢さんとは何か違うらしい。それは、物質が薄いときと厚いときでは感じ方が異なる。あるいは距離感が変わる。
やはり、半透明とは妹島さん的であるべきではないか。梅林の家の鉄板の厚みの意味を思い出した。建築が物質である以上、半透明性は今後の建築を創るときの一つの鍵を握っている。
2010年6月29日火曜日
2010年6月22日火曜日
第5回『300立米のトイレ』
見学者:豊島純一(m2)、圷一将(b4)、中江仁治(b4)、三浦(b4)
の計8人でした。
中村案…10㎥×30のトイレ群。様々なボリュームのトイレを散在させたトイレの森。
永田案…暗闇は神聖空間である。便器の蓋を扉と捉え、大きな蓋を開けると大きな窓が閉じる。光を遮断して神聖空間で用をたす。
小松案…トイレは陳列された均質な扉。その扉を開けるとそれぞれ質の違うトイレ空間があったらどうだろう。

今回のお題を経て、
『300㎥のトイレ』は重要な課題だったのではないか。高効率化を目的に設計される設備空間がトイレの現状だが、現状を度外視して、非効率に再考することで新たな地平が開けることがある。
部分設計は広島工大の即日設計で、よく出題されていた。そのとき村上先生はこんなことを言っていた。
「トイレの設計で上手いか下手かわかる」と。
2010年6月15日火曜日
2010年6月7日月曜日
第3回『折る』
こんばんは。今日のテーマは『折る』ということで、
発表者:小松秀暢(本人不在でデータのみ参加)、永田敦、鈴木晴香、鳥居慶佑、圷一将、中村龍太郎、乙坂譜美
見学者:中江仁治、北本、川崎
の発表者7人、見学者3人でした。
小松案...折るという空間操作は室を二分する。その二分された室を重ねていくと、「見えない層」と「見える層」が生まれる。見える、見えないの関係性で住宅を考える。

永田案...折り方によって出来上がるものが違う。折り始めが違っても、最終的に同じものができる。まるで折り紙のように空間は作られ、時と場合によって空間は変化する。
鈴木(晴)案...矩形ヴォリュームの「角」を折ることで、光や空間を規定する。
鳥居案...ヴォリュームの壁を折ることで、壁がスラブになったりする。
圷案...折り畳んで重ね合うことで、人やものが重なりあい互いに干渉しあう。集合住宅への応用を考えた。
中村案...高層ビルを折ることで、それぞれをつなぎ屋上を広場として開放する。
乙坂案...ペーパークラフトのように壁を内側へ折り込み、外部を内側へ引き込んだり、インテリアへと応用する。
以上が今回の案でした。
テーマからか、壁や立体を折るなど「折る」を直接捉えた案が多かった。
今回は、いつもより議論の広がりを持たせきれず!
次回6/14のテーマは、『ズレ』です!!
3年生もガンガン参加しちゃいましょう。
次回は、どんな案が出てくるんでしょうか。
それでは!
2010年5月31日月曜日
第2回『凹み』
今日の「しゅうまい」はギャラリーも含め3年生からM2まで幅広く学年が集まった。
形式は端的に発表30秒×7人で、その後の議論を充実させた。議論では見学者も含めて皆で意見を交わしながら、その素案を磨いていった。
参加者:モモ(B4)、細堀麻子(B4)、中村龍太郎(B4)、小松秀暢(M2)、鳥居慶佑(B4)、永田敦(B4)、中江仁治(B4)。
見学者:鈴木晴香(M1)、乙坂譜美(M1)、伊藤幹(B3)、北澤(B3)、とおる(B3)。
ギャラリー:三塚悠(M2)、小田島康朗(M2)、長田尚文(M2)。

モモ案…既存の二階建住宅をエンドレスに凹ませていくと内と外の反転が延々と繰り返されていく。彼女のイメージは4次元で展開されていて、2次元のペーパー上で表現するには難しい。その形態はリべスキンドを想わせる。

細堀案①…人型をとり、行為を建築に記憶する。人の存在を他方に伝え合う住宅。彼女のイメージでは、人型は固定されたものだった。もしも壁面が形状記憶する低反発素材のように可変的なモノであれば、自由に関係し合うことができたのではないか。

細堀案②…ひたすら地球を凹ませる。土がそのまま仕上げであり、構造となる。トイレの水が溢れて流れるが、そんなことはお構いなし。

中村案…二階の床がトランポリンのように凹み、一階の床は逆に凸む。凹むことと凸むことが連動する軟体住宅。

小松案…都市の凹み。都市に寄与する住宅。住宅ヴォリュームを埋めて、隣の建物から伸びたスラブが屋根となり、雑居ビル群の間にぽっかり空いた隙間をつくる。隣の建物と屋上を共有すると同時に地上面は都市に提供する。

鳥居案…各部屋を凹ませながら文節していき、ドアのない住宅をつくる。部屋の凹ませ方について考えていくと、色んな提案が生まれ、議論を盛り上げた。この素案は、あらゆる方向性を持つ集合住宅に応用できそうな可能性を秘めている。

永田案…凹みの深さの異なる透明素材でできた屋根。透明な屋根に水がたまり、透け方の変化を楽しむ住宅。
議論の中で、「透明素材自体に厚みの変化をつけてもいいんじゃないか」や「凹みが床まで伸びてきて、つらら状の柱や壁になり、氷の洞窟みたいな空間にしたら面白い」などの意見が出た。

中江案…一見するとハリボテのファサードだが、実は開口部のような凹みが諸室になっている。唯一、水平方向の凹みを提案していた。議論の中で、様々なアイデアを生み、最も議論を盛り上げた。結果的に表と裏が生まれていて、その使い方や組み合わせ方を詰めていくと面白い提案になりそう。

以上、今回は多世代まじりでした!

来週もみんなで!!
私は広島支部のしゅうまいを体験したことがある。比較的、しゅうまい東北支部の作品は荒削りだと思う。広島に比べ、技でねじ伏せる人がいない。これが逆に良い結果を生んでいるのではないか。
スマートで恰好良い作品も良いが、こういった荒削りなアイデアを深めていく作業は、より自由な発想を喚起して新たなアイデアを生むと思う。こうした創造する場をこれからも続けていきたいと考えている。
次回(06/7)のテーマは「折る」!!!
それでは、また!
以上、小松からの報告でした。
形式は端的に発表30秒×7人で、その後の議論を充実させた。議論では見学者も含めて皆で意見を交わしながら、その素案を磨いていった。
参加者:モモ(B4)、細堀麻子(B4)、中村龍太郎(B4)、小松秀暢(M2)、鳥居慶佑(B4)、永田敦(B4)、中江仁治(B4)。
見学者:鈴木晴香(M1)、乙坂譜美(M1)、伊藤幹(B3)、北澤(B3)、とおる(B3)。
ギャラリー:三塚悠(M2)、小田島康朗(M2)、長田尚文(M2)。
モモ案…既存の二階建住宅をエンドレスに凹ませていくと内と外の反転が延々と繰り返されていく。彼女のイメージは4次元で展開されていて、2次元のペーパー上で表現するには難しい。その形態はリべスキンドを想わせる。
細堀案①…人型をとり、行為を建築に記憶する。人の存在を他方に伝え合う住宅。彼女のイメージでは、人型は固定されたものだった。もしも壁面が形状記憶する低反発素材のように可変的なモノであれば、自由に関係し合うことができたのではないか。
細堀案②…ひたすら地球を凹ませる。土がそのまま仕上げであり、構造となる。トイレの水が溢れて流れるが、そんなことはお構いなし。
中村案…二階の床がトランポリンのように凹み、一階の床は逆に凸む。凹むことと凸むことが連動する軟体住宅。
小松案…都市の凹み。都市に寄与する住宅。住宅ヴォリュームを埋めて、隣の建物から伸びたスラブが屋根となり、雑居ビル群の間にぽっかり空いた隙間をつくる。隣の建物と屋上を共有すると同時に地上面は都市に提供する。

鳥居案…各部屋を凹ませながら文節していき、ドアのない住宅をつくる。部屋の凹ませ方について考えていくと、色んな提案が生まれ、議論を盛り上げた。この素案は、あらゆる方向性を持つ集合住宅に応用できそうな可能性を秘めている。
永田案…凹みの深さの異なる透明素材でできた屋根。透明な屋根に水がたまり、透け方の変化を楽しむ住宅。
議論の中で、「透明素材自体に厚みの変化をつけてもいいんじゃないか」や「凹みが床まで伸びてきて、つらら状の柱や壁になり、氷の洞窟みたいな空間にしたら面白い」などの意見が出た。
中江案…一見するとハリボテのファサードだが、実は開口部のような凹みが諸室になっている。唯一、水平方向の凹みを提案していた。議論の中で、様々なアイデアを生み、最も議論を盛り上げた。結果的に表と裏が生まれていて、その使い方や組み合わせ方を詰めていくと面白い提案になりそう。
以上、今回は多世代まじりでした!
来週もみんなで!!
私は広島支部のしゅうまいを体験したことがある。比較的、しゅうまい東北支部の作品は荒削りだと思う。広島に比べ、技でねじ伏せる人がいない。これが逆に良い結果を生んでいるのではないか。
スマートで恰好良い作品も良いが、こういった荒削りなアイデアを深めていく作業は、より自由な発想を喚起して新たなアイデアを生むと思う。こうした創造する場をこれからも続けていきたいと考えている。
次回(06/7)のテーマは「折る」!!!
それでは、また!
以上、小松からの報告でした。
2010年5月25日火曜日
2010年5月24日月曜日
第1回「ハコ」
登録:
投稿 (Atom)