shu-mai

東北大学のshu-maiは、全国のshu-maiとはスタンスが違い、「21世紀のアーキグラム」と題して、毎週建築の可能性を探ります。

場所:東北大学 片平南キャンパス・通研・1階製図室or1階石田研究室134

時間:毎週月曜日19時から(出来るだけ参加者の都合に合わせます)

2010年10月2日土曜日

第2回SHU-MAI都市『密密系の落とし穴』

2010年10月1日、しゅうまい都市メンバーで鉄砲町の集合住宅を訪れた。
現場周辺は近年建てられたマンションが立ち並ぶ。そんな中、一棟だけ佇む古い集合住宅。そこにメンバーTが住んでいる。
我々は彼の部屋で映画観賞会をしていた。
その時、何者かが向かいのドアをノックする音がした。時は丑三つ時。
次の瞬間、何者かは我々の部屋をノックし始めた。
ドン、ドンドン、ドンドンドンドン。
一同、凍りつき室内は静寂に包まれた。
………
そして、何者かはドアを勝手に開けて玄関に。
正体は隣に住むおばさんだった。
入るや否や我々に説教し始めた。
「トイレ覗いたやつがいるだろう。出てこい!」
おばさんの勢いは止まることを知らず、部屋の中にまで押し入ってきた。
もちろん、我々は何もしていない。
おばさんが言うに犯人は2人だったとのこと。
そもそも我々は6人で一斉に来たのだから、辻褄があっていない。
しつこいおばさんを止めるため、メンバーTが「警察呼びますよ」と警告。
すると、おばさん自ら警察を呼ぶと言い、本当に呼んだ。
数分後、宮城県警が来て事態を把握。
冷静に考えればわかるように、意味不明なおばさんということで一件落着。

近頃、建築学生は密密系と呼ばれる非常に密集した暮らしを良しとする集合住宅を設計することが多い。
しかし、互いに干渉し合う暮らしは隣人問題を抱えたままである。
しゅうまい都市を行うことで、密密系の落とし穴を改めて、しかも実体験によって考えさせられた訳である。

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