shu-mai

東北大学のshu-maiは、全国のshu-maiとはスタンスが違い、「21世紀のアーキグラム」と題して、毎週建築の可能性を探ります。

場所:東北大学 片平南キャンパス・通研・1階製図室or1階石田研究室134

時間:毎週月曜日19時から(出来るだけ参加者の都合に合わせます)

2010年7月27日火曜日

第10回告知

thema
『地球』

schedule
8月2日21:00~
in ギャラリートンチク

basis
自然nature、土着的vernacular、人類human、起源origin、
地ground、水water、風wind、音sound.etc.

Reference
今和次郎(考現学)、和辻哲郎(風土)、吉坂隆正(環境と造形)、内藤廣(建土築木)、象設計集団(場所の表現)、三分一博志(地球のディティール).etc.

vernacular

第9回『都市環境に寄与する集合住宅』

プレゼンター:中江仁治、永田敦、小松秀暢
クリティーク:中村龍太郎、松井、圷一将、残りのプレゼンター
(クリンさんは、パンクのため欠席)
の計6名でした。

中江案:「疎水」という水の供給システムのインフラを住宅が適応する事で都市に寄与する住宅。
永田案①:入れ子に入れ子を重ねることでパブリックとプライベートの領域が入り交じる案


永田案②:質屋のように、ものの出入りがあり、IKEAのような展示空間が住宅のようにならないかという提案

小松案:階段、あるいは坂によって集合性をだす案



2010年7月20日火曜日

第9回告知

theme:
『都市環境に寄与する集合住宅』

schedule:
7月26日21:00~
inギャラリートンチク

basis:
・自然環境=山、川、木々、草花、動物、気象.etc.
・物的環境=人為的に作られた造形物、例えば、建物、道路、家具.etc.

program:
環境Environment(自然nature、都市city、社会society、家庭home)、寄与、規模、居住形態、職住分離か融合か.etc.

Gathering.

第8回『未来のパブリックスペース』

Presenter:豊島純一(M2)
Criticism:小松秀暢(M2)、永田敦(B4)、中村龍太郎(B4)
の計4名でした。

豊島案…裸で観賞する美術館。

次回、7月26日のお題は、『都市環境に寄与する集合住宅』です。

2010年7月13日火曜日

第8回お題

次回7月19日のお題は『未来のパブリックスペース』です。

第7回『落水荘』

今日は、深夜のshu-maiとなった。
それに、クリリンの初参加ということで、彼の放浪記など濃密な議論がなされた。
また、彼による新鮮な指摘の中で印象的なのは、パース主体で作られた案の弱点と形態操作という手法の古さだった。確かに…。しかし!まず、パース主体で作られた案の弱点については、寧ろそこから始めなければダメだと思う。つまり、キメパースは武器になる。その武器を持って闘いに臨んだほうが有利である。話を固めて形を出そうとするとなかなか出てこない。これは建築の常である。建築という仕事は絵で魅力を且つ一発で証明できなければ負けなんじゃないか。パッと見で気に入られなければ、話すら聞いてもらえない厳しい世界だから。もう一つ、形態操作という手法の古さについて異論はない。現にshu-maiの過去のお題、「折る」、「凹」等の形態操作系の議論は発展しなかったから。

プレゼンター:豊島純一(クリリン)、永田敦、小松秀暢クリティーク:北本直裕+残りのプレゼンター
の計4人でした。

豊島案…雨音を奏でる屋根面の設計。

永田案…屋根の重なりによる水の道を設計。
小松案…建築自体を滝化する。


今更、既存の落水荘を追及しても意味がないのではないか。過去に戻って、それについて悩んでいても先に進めない。それよりも明日の落水荘を考えなければいけない。

次回7月19日のお題は『未来のパブリックスペース』

2010年7月6日火曜日

第6回『半透明な小屋』

提案者:鈴木晴香(m1)、北本直裕(b4)、小松秀暢(m2)、さとし(b4)、圷一将(b4)、永田敦(b4)、中村龍太郎(b4)、新藤大介(b4)
見学者:山田徹夜(b4)
の計9人でした。

鈴木案…現在履修中のトルコスタジオ作品をみんなでエスキス。

北本案…虚構を現実化する不透明な小屋と現実を虚構化する透明な小屋の二項対立で半透明性を炙りだす。


小松案…パンテオンを模した屋根のない家。屋根があるような気になる空間。


さとし案…反射立体格子(ジャングルジム)の中に住む。人の輪郭を曖昧にする。


圷案…半透明な間仕切りが層をなすことで不透明な場がシークエンスとともにできては消えていく。


永田案…中心のみ内部空間で残りの諸室は屋外空間。ガラスもない吹きさらしの屋外空間が重なりながら層をなすことで内部空間のような気になるウィークエンドハウス。


中村案…霧を纏う家。自然現象とともに移ろいゆく空間。


新藤案…回転ドア。


このお題は数年前に行われたシェルターコンペの課題。未だに半透明をどう捉えるかは難しい。
透明性で言えば、SANAAのお二人による考えはこうだ。
西沢さんのいう透明性は、ガラスは透明だから透明なのだ。ガラスは常にガラスである。それに対して、
妹島さんのいう透明性は西沢さんとは何か違うらしい。それは、物質が薄いときと厚いときでは感じ方が異なる。あるいは距離感が変わる。
やはり、半透明とは妹島さん的であるべきではないか。梅林の家の鉄板の厚みの意味を思い出した。建築が物質である以上、半透明性は今後の建築を創るときの一つの鍵を握っている。